たまには家族の話 新宿の思い出

たまには家族の話 新宿の思い出

 

夫くんが送別会でお花もらって帰ってきた。

黄色が基調で綺麗なブーケだった。
もう10年以上通っていた新宿のオフィスから浜松町のオフィスに転勤になったそうな。
女の子にもらったの?って聞いたら、おじさまからだったらしい。そりゃ残念でした。

夕べはべろべろに酔って帰って、話にならなかった。
TXが開通する前から新宿勤務だったので、引っ越した当初はきつかったでしょうね。
2時間半ぐらいかかっていたような?
新宿は人ごみが嫌いなラ~クには苦手な場所だけど、思い出深い場所でもある。

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あねひめが入院していた病院も新宿だったっけ。

心臓関係では有名な榊原記念病院があったんです。
(今は移転してクリニックのみ新宿にあります。)
随分小さなあねひめを抱えて通ったものです。

運命っていうのは、一瞬で人生のレールに分岐点を作る。

動脈管開存症という先天性の心臓病がわかったのが、1歳。
(生まれるときに閉まるはずの動脈管が開いたままという病気。)

ドラマの中のように、病院に呼ばれて、その日一日、夫婦で一言も言葉がでませんでした。
あとで分かったのですが、心臓病の中では比較的軽い病気でした。
とはいえ、娘が「心臓病」と言われたその日、夫は夫で、同じ病院の別の科に入院しなくてはいけないという、散々な一日だったのを覚えています。
長い一生、そんな日もあるんですね・・・・汗
ちびの頃はチアノーゼで顔色が紫になったりで、随分心配させられました。

2歳半の時、足の付根からカテーテルで心臓近くの血管に金属のコイルを入れて、動脈管を閉じる処置をしました。

ほっそ~い血管の中に 小さな小さな金属のバネを放して、血をとうせんぼするって処置なんですが・・・あまりにマイクロな世界で凡人には理解不能。

「先生!もし失敗してバネがどっかにいっちゃったら、うちの子はどうなるんでしょうか!!!」って 真面目に食いついたら

「・・・・その時は、拾いにいきます!」ってあっさり即答

「へ?・・・・そういうものなんですか??」・・・・って状況でした。

実際に処置している動画を術後見せてもらったのですが、すぐ動画で見れることも驚きでした。医学の進歩した国に生まれてよかったと思いましたっけ。

あ・・・あねひめは今バリバリ元気です。 心臓に毛が生えているじゃ?と思うほど。

先日、そのあねひめは某所で学校の吹奏楽の定例会があって、とっても楽しそうにホルンを吹いていました。
夫くんはその昔、可愛かった中高時代にトロンボーンを吹いていたそうで、
何故か親子って何も言わなくて、同じような事に興味を持つんですね。
見た目も夫くんに一番似ているって言われる、あねひめであります。

で・・・将来の夢は?っていうと
小さいときから病院にお世話になっていたせいか、医療関係に興味をもっている模様。
どんな人生を歩むんでしょうか。

PAP_0024    ホルン抱えて走るあねひめ。

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夫くんは、4月から浜松町か~。
少し守谷に近くなるかな。
お~!そういえば浜松町は結婚式をした場所じゃん!!(今頃、思い出す 私!笑)
お昼にランチに遊びに行こうかな♪って言ったら

「無理無理・・・すっご~く忙しくて無理だから!」って 激しく首を振っていました。

思い出したくないことでもあるんでしょうか??
ふ~~ん!そんなに嫌なら毎日行ってやる!

PAP_0002 (3) 
最近ハマっている ホイップバター。
生クリームにお塩だけですが、ちと美味しい!

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※動脈管開存症・・・・生まれるときに閉まるはずの動脈管が開いたままという病気。閉じれば普通の子と変わらずに生活出来ます。

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