息子のボランティアの話(吃音について)

息子のボランティアの話(吃音について)

オタク息子くんが長年ボランティアをしているサイトをご紹介します。

中高生の吃音のつどい

吃音を持つ小学生、中学生、高校生とそのご両親が、吃音について話し合える機会を提供するためのブログです。

ブログを作ったのはオタク息子くんで
中学生の時からお世話になっていた団体です。
もし同じような悩みがある方がいらっしゃったらと思って
ご紹介しておきますね。

下記の記事は以前のブログに投稿していた記事なのですが
そのままご紹介しますね。当時は高校生で、今は大学生になっています。

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2007年10月23日

100分の1の経験(吃音)

今日 家の電話が鳴った・・・家事の合間にあわてて受話器をとると・・・

「も・・・も・・・あ・・・あ・・・あ・・・もし・・・・・もし・・・ ・・・・・す・・・すみません・・・・」

若い男の子の声、最初戸惑うけど・・・数秒後納得。

「うちの○○(うちの長男)にお電話ですか?」

「え・・・・え・・・・え・・・・・え・・・・・は・・・・は・・・・ ・はい」

電話をくださった方は 吃音(いわゆるどもり) が強い方で おしゃべりに苦労されている方だったんです。

緊張しているんでしょう・・・・まったく途中で声が出なくなって しばらく途切れる

「・・・・・・・・・ご・・・・ご・・・ご・・・ご・・・・ ごめんなさい」

・・・・と時間がかかることを謝っているよう・・・オタク息子は出かけていたので・・・

「は~い大丈夫ですよ。お電話ありがとうございます。今出かけているので 帰ってきたら伝えますね」

・・・と電話を切って・・・・・っと 突然ほろっと涙がでてしまいました。

何故涙がでてしまったか・・・

吃音の方がかわいそうで涙が出たのではないんです。うちの息子もしゃべれなかった頃のつらい自分を思い出してしまったから

吃音に悩む方は100人に1人ぐらいだそうです。実は息子くんも6年ぐらい前までかなり吃音の症状が残ってました。
2歳ぐらいからだったのでかなり長い期間でした。

一時は「あっ!」って言ったまま しぼりだそうとしても声がでないぐらい酷かった・・・そんな当時の様子を思い出してしまったからか、 ぽろっと涙がでてしまったのです。

私は私を責めて、息子は自分自身を責めて・・・遠回りしたことを思い出してしまったの。

「無理に直したり、 訂正したりしないで 意識させないように普通に接するほうがいい・・・」

「どもりは親のせいでも本人のせいでもない」

・・・って今でしたら アドバイスできるのですが、

 

「言葉の教室」や「催眠療法」や「カウンセラー」をハシゴしていた当時の私は追い込まれてて とてもつらかったんですね。

当時 どうしても直したい・・って気持ちが親子ともども緊張感をより強くさせてしまっていたような、そんな気もします。

今の長男くんは吃音の症状はというと・・・まったくなくなりました。

どうしてかは理由はわかりません。

吃音って原因がまだはっきりしてないようで・・・直った理由がわかれば 本当に今悩んでいる人に伝えてあげたいのですが

実際のところご本人にもわからないそうです。中学になってから 直る例は多くないらしいです。

でも直る例もあるっていうことは 知ってもらいたい・ ・・って 私も長男も思っています。

絶対に直す・・って思うことは負担になるかもしれないですが、絶対に直らないって思うのも、もったいないと思います。 以前に何回か吃音者の集まりに連れて行ったことがあって、それがきっかけでお電話もいただくようになって、

直った今では、当時のいろいろな経験を話すことがお互いのためになる・・・思ってきたようで、 これからは吃音者のためにお手伝いをしたい・・・・っていうようになりました。



「吃音者の集まりに行くと うらやましい!って思うよ。飛びぬけて勉強ができる子がとても多くて驚くよ」

本当に不思議なんですが、優秀な方がとても多い。そして性格の素直な方が多い。

「早くお手伝いに行って、お勉強を教えてもらっておいでね。」って意地悪を言うのですが

私も応援したいな・・・と思っています。

もし私が神様だったら・・・子どもたちの重たい病気はすべて治してあげたい。

そして吃音は命に関る病気じゃないけどとても辛い病気・・・・治してあげたいな。

   イラスト by Lark

 

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まずは理解する知識を持つことと思っています。よかったらブログを覗いてみてくださいね。

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