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先日心動かされるメールが来ました。
(糖尿病っていう名前が嫌いで、ここでは可愛く?シュガー病と書いておきます。)
私の病状の経過はプロフィールのところを参照ください。
以下メールの1部分のコピーです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもお散歩日記を拝見させていただいている、M(仮称)
と申します。
私は、現在、ラ~クさんと同じ守谷市に住んでいる、
主婦です。
・・・略・・・
日記を拝読させていただき、ラ~クさんに是非伺いた
いことがあり、メッセージを書かせていただきまし
た。
・・・略・・・
突然のメッセージで大変恐縮なのですが、私の実家の
母も糖尿病を患い、一日三度の食事の前には、インシ
ュリンの注射を打って、生活しております。
私がお嫁に行く直前に、糖尿病だと診断され、大好き
だった甘いものを我慢したり、食を楽しむということ
からは縁度遠い生活を日々送っており、一人娘の私と
しても、何とかしてあげたいと思っているのですが、
私には、小さな子供もおり、なかなか実家の母のこと
まで、熱心に考えてあげられず、今日に至ります。
ラ~クさんの日記を読みながら、病を患いながらも食
べることをきちんと楽しんでらっしゃる様子を受け、
是非母にも、食べることの楽しみをもう一度、感じさ
せてあげたいと思い、メッセージを書いております。
そこで、一つお願いがあるのですが、
現在、罹っていらっしゃる病院はどちらの病院なのか
教えていただけませんか?
母は実家近くの町医者に罹っておりますが、栄養指導
などは万全ではないようで、病院を変えても良い…と
言っております。
もし、ラ~クさんのような楽しい生活が母も送れた
ら、と想像するだけで、母の笑顔が浮かびます。
大変失礼を承知で、メッセージさせていただきまし
た。
もしよろしければ、お返事をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お母さん思いのお嬢さんですね~
とても感動しました~。
じ~~~ん!!
そうか~!
一般の糖尿病食と比較したら、見ようによっては贅沢な食事を食べているように見えるのかも?
わたし、基本カロリー計算はしていません。
運動は苦手なので散歩をチョロチョロです。
それでも2年前よりは7キロぐらいは体重が減りました。
で、どうしてヘモグロビンA1Cが二桁だったのが・・・数か月でインシュリンを使わないで、
4.9~5.0あたりで収まって、その後1年半以上維持しているか・・・
不思議に感じるのでしょうね?
メールを読ませていただいて、あれこれお伝えしたいな~っと思いました。
本当にシュガーな病気の方って我慢ばかりで気の毒!
・・・・って切実に感じているので・・・・
ですが・・・
ですが・・・
長いブログ生活の経験で、病院、治療法の話を素人同士でするのはトラブルが多くて
危険だな・・・と感じています。
ネット上のトラブルも少なくないのを見ています。
みなさんそれぞれ思い入れがあるからでしょう。
実際に私が参考にしている食事療法も賛否両論あるようです。
結果として血糖値がみるみる下がって薬がいらなくなってきたのは事実です。
ですので、自分の参考にしてきた本やブログをお知らせしますので、あとはご自身で判断していただければと思います。
この食事療法は薬を使っている方が実行されますと、低血糖になる恐れがありますので、
必ずお医者さまに相談されてください。
(あるいは理解あるお医者さまのところに行ってください。)
*
経過を簡単に
詳しい方はわかると思いますが、私はけっこう重い糖尿病です。
2年前は神経障害もでていましたから(手も足もしびれていました)
食事療法をしはじめてみるみる血糖値が下がりましたが、
数値が良くなったからって、直ったわけではないんですよ。
普通に糖質をたくさんとると今でも血糖値は跳ね上がります。
今は計算しながらわりと自由に食事しています。
場合によっては、お薬と組み合わせながらほどほどの糖質をとるときもあります。
目標として食後血糖が180超えないようにコントロールして食べています。
どうしてコントロールできるのか?
最初の3か月間は食前、食後60分、食後120分、場合によっては食後180分と血糖値測定器でを計って、
何が血糖を上げるのか・・・どれだけ上がるのか・・・をデータに残しました。
その結果、何が血糖をあげるか、どれぐらい食べれるかがわかってきたからです。
*
私が血糖値管理をするきっかけになった本とブログをご紹介します。
私が最初参考にしたのは京都の江部先生のブログと本です。
その後、バースタイン博士の本や杉本先生のブログなど、読んで参考にさせていただいています。
たくさん本が出ていますので・・・ご覧なってください。
【送料無料選択可!】京都の名医がおしえる「やせる食べ方」レシピ集 糖質制限ダイエット (単行…
*
● 江部先生の講演会は2回参加しました。
その時の様子
https://moriya.pc-flower-art.com/archives/88
https://moriya.pc-flower-art.com/archives/538
● 参考ブログ ドクター江部の糖尿病徒然日記
*
あと、カーボカウントという考え方が自分には合っていると感じて杉本先生のブログも覗いています。
リンクしていいのかわからないので・・・ 「Diabetes Cafe」で検索してみてください。
*
そして、上記の本やブログで紹介されている食事療法を参考にしながら、
血糖値測定器で確認しながらのんびり食事療法しています。
基本は糖質を少なくする食事療法ですが・・・食べたい時は薬を使ってカーボカウント(糖質を計算して)食べる量を考えて食べています。
(震災後、食事療法ができないことを考えて、お薬を用意してもらいました。)
基本的に主治医の先生と相談しながら、臨機応変に治療しています。
主治医は私にとって、とてもいい先生です。糖尿病の専門医さんではないです。
地元のお医者さんです。
この食事療法に関しては、最初必要性を感じていないようでしたが、
血糖値の記録を付けながら実験していくうちに、必要性を理解してくださいました。
今は私の希望を聞いて、この食事療法をすることを認めてくれています。
診察のたびに血糖値の記録を見せています。
(ご紹介していいのかわかりませんので、次回の診察のときに聞いてきますね。)
まずは「糖質制限」とか「カーボカウント」っていう食事の仕方をご覧になって、出来そうかどうかご覧になるのが最初かと思います。
糖尿病でこんなものも食べていいのか?ってびっくりされると思いますよ~。
(マイペースでつづきます)
私信です。
Mさん!・・・・ブログでは断定的なことは、私からお伝えできないので
よかったら、お母様と遊びにいらしてください。
食べても血糖値があがらないおやつを用意して待っていますので♪
ラ~クさんお久しぶりです。お絵かきのほうに参加したいと思いつつなかなか時間が取れず何もしないまま月日が経っております。
もう少し介護に慣れて時間が取れましたら是非また教えていただきたいと思います。
ところで糖尿病の食事管理のことで少々お伺いしたいことがあります。
私も糖質制限食に興味がありいろいろ調べてみました。結果糖質をとらないことが食後の血糖値を上げないことに繋がるということは理解できました。私は糖尿病の主人にはもともとから糖質、炭水化物、油分、塩分の取りすぎに注意してカロリーは1200キロカロリーから1500キロカロリーの間に抑えて主人が太らないように注意して食事を作ってきました。でも、エネルギーをコントロールするためには油分はかなり控えめなのですが時々マヨネーズを使って料理をしたくなったり生クリームを使ったソースを作りたくなります。
糖質制限食では生クリームとかバター、マヨネーズなどの摂取は血糖値の上昇に関わりがないということで寛容に摂取してもいいことのようですがこの場合カロリーが高くなりコレステロールの上昇があると思うのですがこの辺のことはどういう風にしたらいいでしょうか。
主人の場合医者を選んで通院する状態ではなくてケアマネさんが決めてくれた訪問医に来てもらっています。ですから糖尿病のことは専門外で食事管理の指導は全然ありません。初台リハビリテーション病院から申し送りされている薬とカロリー制限をそのまま引き継いでいる状態です。
糖質制限食を実施するには医者と管理栄養士のサポートがないと難しいようですね。
私も出来れば主人が今もらっている糖尿病の薬を減らしてもらいたいのですが医者のほうは「このままでやっていきましょう。」と言うばかりです。
薬で血糖値をコントロールするやり方には矛盾を感じますが素人の私が医者に希望を言ってもなかなか理解してもらえそうもないので自分なりにコントロールしてやるしかないと思っています。
今の現状はどこの医者も同じような状態だと思うので糖質制限食を実行したいと思っても出来ないのが現状ですよね。
主人の介護をしながら糖尿病食をきちんと3食作るのは大変なので適当に手抜きもしています。
糖質制限のふすまパンとかも取り寄せて食べていますよ。私の体調が悪いときのバックアップとして糖質.COMからレトルトの主菜と副菜のセットなども取り寄せています。
ラ~クさんはお忙しいのによくきっちりと糖質制限食を実践されていますね。データーもきちんととっていらっしゃるので説得力があります。
私は介護に忙しくてそこまできっちりとデーターが取れません。でも、訪問医が来る度に血液検査してもらっているのですが今のところ血糖値は安定しています。このまま維持していくようにしたいと思います。
ラ~クさんが運営されているSMSサイトを使って絵を習う方法が今ひとつ理解できないのですがどういう風にレッスンを進めていくのかコースの内容をもう一度教えていただけると有り難いです。
絵の材料を自分でそろえたりとかする時間がないので出来ればラ~クさんが題材を決めてそれを描いていくという方法がいいのですがそういうことは無理でしょうか。
よろしくお願いします。
Jainさん
こんにちは~
介護は毎日のことでしょうから、大変でしょうね。
ご主人様のお体を大事に思うJainさんのお気持ちを考えると
私としましても、少しでもためになるお話ができたらいいな~と思っています。
私は今は糖質制限というよりは
カーボカウント(炭水化物を計算して食事する)というスタンスで食事を考えています。
糖質制限を知ったことで、実際にみるみる血糖値が下がったことは間違いないです。
しかし、それがすべての人にいいかは私の立場ではわからないというのが本当の気持ちです。
同じ食事療法でも取り組み方も個人差があるようですし、
そうであれば影響もさまざまでしょうし
食べれないものを我慢しているとしたら、メンタルに影響はないのか・・・
などなど・・・個人差のあることは自分の立場ではわからないと思っています。
*
この食事療法を続けていくのにはご本人の理解、家族の理解、医師の理解が必要で
どれが欠けても継続するのに支障がでてしまうでしょうね。
私も苦労しましたので・・・・。Jainさんのお気持ちよくわかりますよ。
糖尿病っていうのは本当に難しい病気ですね。
昨今の放射能問題と似たような・・・目に見えない敵のように感じています。
きっとこうだろう・・・と考えることができても
実際に数値がどれぐらい上がるのかは個人差もありますし
測ってみないことにはわからないものなのだと思います。
そしてその数値を見たとして、すぐに対処しなくてはいけないものか、長期に様子をみていいものなのか
その判断も難しいように思います。
*
血糖値は低くすぎても高すぎても命にかかわりますし、
Jainさんのご主人様は一度倒れられていらっしゃることを考えますと
疑問に思うことは、やはりお医者様にご相談されて判断されるのがいいのでは?と思います。
一般的な治療より糖質制限を取り入れたい場合は
手元に食前血糖、食後60分、120分程度のデータがあれば
お話もしやすくなるのではないかと思っています。
私の場合は納得させるデータを見せたことで、主治医と治療の方針はしっくりするようになりました。
お医者様の理解があったほうが精神的にも楽になりますよね。
血糖値を測るのは1分もかかりませんので、まずは測られることをお勧めします。
薬を飲んで糖質制限をして低血糖になった・・・という話はよく聞く話です。
その点がやはり心配です。
*
ご質問のカロリーを考えるか・・・
糖質制限を考えるか・・・
ですけれど・・・
私の場合は、カーボカウントをしていくのは血糖値が管理しやすいことと
自由に食事を楽しみたいという気持ちからやってきましたので
厳密にカロリー制限をしていないで今まで来ています。
もし単純に自分と同じ体調と仮定してお話させていただきますと。
(参考にお話させていただいています)
どんなものでも量を少なくすれば
カロリーの点でも、糖質の点でもクリアできるのではないかと思います。
少量にするか、レモン汁などで少しのばすなど・・・どうにかできないでしょうか?
私はこの病気と関わるようになってから、糖尿病とメンタルの関係は深いように感じていますし
ご本人の気持ちを大事に・・・
また介護される方のお気持ちも大事に・・・
というのは、長く関わっていく病気ですから、大変重要なことと思います。
Jainさんとご主人さまがより楽しく生活できるように工夫できたらいいですね。
*
長くなりました。
私の説明では足りない部分があるかと思います。
もしよろしければ、直接お電話などでお話させていただきますので
お気軽にご連絡ください。
*
お絵かきのSNSに関しましては
近いうちSNSの方に書くようにしますね。
コメントありがとうございました。